アラウンドザ天竺の前身バンド、theBrushの『さいたま県営住宅3F』のエロスについて考えてみた

酔った勢いで昔のブログを引っ張りだし、謎の文章を書く女と化しています（AM3:07）

アラウンドザ天竺の前身バンド、theBrushの『さいたま県営住宅3F』に感じた個人的なエロスを綴るだけです。

めちゃくちゃ好きなんだ。許してくれ。

音のエロさとかは正直わからなくて歌詞の話しかしないので歌詞を読んでください。歌詞全部書くから。でも曲もめっちゃ好きです。ていうか全部好き。

まず１番。

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とある埼玉の　或る団地の中　招き入れられた　配達員

アイスコーヒーをご馳走になって　ふと胸元に　目がゆくと

奥さん　ふいに寄り添って　嗚呼　嗚呼　濡れている

（吐息）...

何気ない昼下がり　OH　車のギフトそのままに

体裁　家庭　仕事　何もかも投げ出して

今　求め合うほどに　Summer　淫れた街角　さいたま

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初めて聞いた感想が「AVかな？」だった。安直だけど伝わりやすすぎるエロティシズム。

とある団地の一室に配達に行ったら、人妻に誘われてベッドを共にする。ご都合主義が過ぎる。あるよね、宅配のお兄さんと人妻のシチュエーション。ベッドじゃないかもしれない。ガスコンロとか登場しちゃうかもしれない。エッチコンロ点火しちゃうな（？）

（吐息）の部分は聞くと完全に「あはん」って言ってるのであ＾～情緒～となりますね。良いです。

二番からオタクの深読みがはっじまっるよ～～～！！！

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その後も二人は　逢瀬を続けた　快楽の隅には　ランドセル

朝食のあとに　配達の隙に　時にはお外で　手をついて

奥さん　再配の電話を　今日は　今日も　無視して

（吐息）...

富士見野の白昼夢　OH　ホクロの数を数え合い

ひとつ　ふたつ　みっつ　滴るは花の密

今　滞る夏のGreeting　不貞を呼ぶ街　翳る路地

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１回だけでは終わらずに会っているし、その度に致しているんでしょうね。

ここで出てくる「ランドセル」の５文字が非常にエロい。

ランドセルが置いてあるということは、この家庭には６歳以上の子供がいるわけですよ。恐らく、家のクローゼットとかを開けないであろう配達員も認識できる位置に置いてあると考えられるので、小学生の子供がいる。少なくとも一人。夏休みでお家にはいないんでしょう。遊びに行ってるのかな？塾かな？学校のプールかな？

快楽の隅には、が視覚的な意味なのか感情的な意味なのかは分からずとも、前者であればランドセルが目につくような場所、例えば親子の寝室とかでもしてることになり、後者ならお外で手をついていてもどこかで「子供がいる」ことを意識しているということで、かなりエロいなぁと思うわけです。いやこの曲えっち！５文字だけで妄想が膨らむ！すごい！天才！

再配達の電話を無視することが逢瀬の条件というか合図なんでしょうね。本当に留守なら留守電に変えるだろうし、子供や夫がいたら無視するなんてきっとできないから。今日は、今日も、と変化している辺りで、配達員の期待も伝わってくるようで、なんとも言えない気持ちになります。

「滴るは花の密」は原文ママです。「蜜」じゃないんですよ。甘くないんだけど、秘密で親しい関係なのがここからもうひしひしと伝わってくるわけで、日本語のエロスを感じた次第です。この関係いくら体を重ねても甘くないんですよ。でも親しいの。内緒なの。

「滞る」もえっちですよね、さらりとしない、夏の暑さの下でどろっとしたGreeting、歓迎があるわけです。ひとつも爽やかじゃない関係性。えっち。

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奥さん　いつか終わる恋　嗚呼　嗚呼　愛してる

（吐息）...

背徳の昼下がり　もう　止めることなどできやしない

訴訟　家裁　親権　何もかも顧みず

今　愛し合うほどに　Summer　秘密の小包　さいたま

奥様　お届けです

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はいえっち！はいエロい！はい！

終わりのある恋と思っていたのにいつのまにか終わりのない愛へと変貌してしまった関係！！！止められないんですって奥さん！まぁ！

「訴訟　家裁　親権　何もかも顧みず」私は毎回ここで絶頂するわけですが（余談）、語呂が良い上に最高に盲目で最高にえっちだよね、という話をしたくて...（サビ）

「その後」もどこかで「そこそこ大きい子供がいるんだよな」と二人とも思っていたことが、時間が経つにつれて親権すら顧みないほどお互いに夢中になっていく様がありありと表れていて良いなと思うわけです。

しかも訴訟まで来てる！夫婦仲は恐らく悪くなくて（そういう風に振る舞っていて）、妻の一方的な不貞行為に夫がキレてる！それでも和解できずに家裁まで来てる！（妄想）

揉めても奥さんは配達員から心は動かないだろうし、そのためなら自分のお腹を痛めて産んだ子の親権さえ捨てて構わないと思ってるんでしょう。私個人の価値観としてはぐうクズだと思いますが、同時にぐうえっちだと思いますね。（多分）フィクションであるから素直に刺さる状況。

秘密の小包の中身はなんじゃろね...ただの荷物じゃないんですよ。何を配達員は運んでくるのだろう...

歌詞で感じたえっちポイントは以上が大体ですが、個人的なもうひとつのえっちポイントはこれがアラウンドザ天竺のメンバーによって録られている（だろう）ということです。

どう考えてもギャップ込みにしてもえっちが過ぎるので好きです。気付いたときに「ぇぁ...」ってなった...好きなの～～～！！！ていうか歌詞カードのカッターさんイケメンすぎんか？は？フェチを言うと皆さん手が綺麗なんでえへへってなります。えへへ。

ロンドンタナカさんの描く女性は大抵どこか欲求不満が表れていてｴｯｯｯｯｯｯｯと思います。すてき。

theBrushの曲はどれも好きです。同じアルバムに収録されてる「ささくれ」とか、別アルバムだけど「わすれものがかり」とか。好きだ～～～～この世に存在してくれていてありがとう...